キャッシング審査に通らなかったら絶対みるべき4つの理由と対処法

「キャッシングでお金を借りたいけど、どうしても審査に通らなくて…」というような経験をお持ちで、今現在もお悩みの方もたくさんいるでしょう。

そこで、今回、“なぜ”貸金業者はあなたを審査から落とすのか、また、それをどうくぐり抜けてお金を借りるのか、をご紹介していきます。

それでは、まずキャッシング審査に通らない理由をまとめました。

キャッシング審査に通らない理由

前提として、どの貸金業者にも審査基準が存在しており、業者ごとで審査基準は大きく異なっています。

また、審査基準はどの会社も企業秘密として絶対に表に出すことはありません

審査基準を開示してしまうと、それに沿った対策をするだけで簡単にお金を借りることができてしまうからです。

しかし、細かい基準はさておき、一番重要な柱となる部分には、どの会社も共通で、明確な基準があるようです。

それさえ事前にしっかり頭に入れておけば、キャッシング審査に通れる可能性も事前に知ることができるでしょう。

それでは、審査における重要なポイントを一つずつ見ていきましょう。

  • 「属性」が審査基準に満たない
  • 信用情報の審査で落とされてしまった
  • 在籍確認がとれない
  • 希望借入額が大きすぎる

ポイント1:「属性」が審査基準に満たない

属性とは、申込者の「年齢」、「年収」、「勤務先」、「勤続年数」、「居住年数」、「他者借入れ状況」などの個人情報を指しています。

どの会社も上記の情報をもとに審査を行っているため、事前にご自身の属性と審査基準を比べてみると、審査に通れるかどうかはある程度把握できるでしょう。

年齢

審査に通りやすい年齢は、20代~50代くらいまでといわれています

キャッシング会社にとって、20代~50代までは働ける年齢にあるため、安定した収入も見込めて、審査に通りやすいでしょう。

もちろん、年金収入しかない方や、アルバイトしかしていない学生の方は100%ダメなわけでもないですが、審査に通らなくてもしかたはありません。

年収

間違いなく1番重要な要素といえます。

しかし、実は年収にあまり心配すぎなくてもよいです。

年収が100万円以上あれば基本的最低ラインをクリアできるという基準は存在しています。

そのため、普通に働いて生活しているのであれば心配する必要はありませんが、重要なのは安定した収入があるかどうかです。

しかし、金額に関して、法律上、消費者金融(銀行系キャッシングは規制対象外)で借入れを行う場合、利用限度額は年収の3分の1までという決まりがあるためです。

勤務先

先ほども申し上げた通り、キャッシングでは安定した収入があるかどうかが重要になってきます。

したがって、収入が不安定になりがちな職業(派遣社員、アルバイトなど)に就いている方は、キャッシングの審査に通りにくいということがあります。

また、水商売や芸能人、また作家なども、収入の増減が激しくなりがちなため、審査に通るのは厳しいです。

ちなみに、消費者金融の場合、銀行のカードローンや住宅ローンとは違い、勤めている会社の規模はキャッシング審査に影響を及ぼさないといわれています。

たとえ一部上場の大企業であっても、消費者金融のキャッシング審査に有利であるとはいいきれないのです。

勤続年数

職業については、勤続年数も考慮に入れられます。

当たり前かもしれませんが、勤続年数は長ければ長いほど審査には有利に働きます。

例えば、新卒で勤めたての正社員よりも、5年10年と働いているフリーターのほうが返済能力は高いとみなされます。

すなわち、貸金業者側からも、勤続年数が長いと、「この人は簡単に仕事を辞めるような人ではないんだな」というように信用してくれることができるというわけなんですね。

居住年数

居住年数に関しても、勤続年数と同様に、長ければ長いほどに審査に有利になります。

さらに、家族構成や住居形態も審査基準に入れられます

つまり、一人暮らししている方よりも、実家住みの方のほうが有利になるということなのです。

なぜなら、貸金業者からしてみれば、実家住みの方は、比較的容易に家族にお金の面で頼ることができるからです。

一人暮らしの方が家族に頼れないというわけではありませんが、借り逃げなどをされやすいというリスクが高いと思われています。

また、いうまでもないのですが、賃貸よりも持ち家に住んでいる方が有利という側面があります。

賃貸では、毎月賃料の支払が必要になってくるため、返済能力が低いとみなされてしまってもしかたはないでしょう。

他社借入れ状況

キャッシング審査段階において、他社からの借入れ状況によっては審査の段階でマイナスになってしまうことがあります。

貸金業者の場合、他社借入れの範囲は同業者である貸金業者からの借入れに限り、銀行からの借入れは含まない場合が多いです。

業者によって基準も異なりますが、だいたい4~5件以上もの他社借入れがある場合は審査に通るのは厳しいと言えます。

これはたとえ1社あたりの借入額が少額であっても1社としてカウントされてしまうので注意が必要です。

また、何社かの貸金業者に対し、同時期のなかで複数の審査の申込をした場合も審査落ちの原因になってしまいます。

こちらも基準は業者によって異なっておりますが、1週間〜1ヶ月の間の複数申込をすると、「この人は金銭的に困っているだろう」と思われてしまうため、絶対に避けるべきことです。

ポイント2:信用情報の審査で落とされてしまった

信用情報とは、信用情報機関にて管理されている自身の金融に関する情報のことです。

信用情報には、【氏名や年齢などの基本情報】、【各種ローンや奨学金の支払状況】、【金融事故情報】が記載されています。

これらの情報をもとにして、貸金業者は「この人ならお金を貸しても大丈夫だろう」というのを判断します。

この中で特に重要なのは金融事故情報です。

金融事故とは、各種ローンや奨学金の支払を延滞してしまっているだとか、何かしらの規約違反を犯し、契約を強制解約させられているだとかいったような、金融関係で問題を起こしたことを言います。

金融事故の情報が残ってしまっている場合、100%キャッシングの審査は通らないと考えてもよいでしょう

貸金業者にとって、問題を抱えている人にまでお金を貸すのはとても大きいリスクだからです。

実際にキャッシング審査を落とされる人の多くがここに原因があると言われています。

ポイント3:在籍確認がとれない

在籍確認とは、貸金業者側が審査申込者の勤務先に電話をかけ、実際にその申込者が会社に在籍しているかどうかを確認するというものです。

電話を本人が受ける必要はなく、本人不在時でも「本人が会社に在籍している」ということを確認した段階で、在籍確認は終了します。

在籍確認ができたらそこで審査おわりですが、在籍確認ができなかったら、「架空の情報でキャッシングを申し込んたのでは」と疑われてしまっても仕方はありません

そのため、大企業などに勤めており、在籍確認が簡単にできない場合には、何かしらの対策を講じる必要があります。

ポイント4:希望借入額が大きすぎる

申込の段階では、希望する借入れ金額を必ず聞かれます。

この金額が、自身の収入に見合わないものであったり、非現実的な数字であったりした場合は、返済能力と比較してズレがあるということで、審査に落ちる確率も上がるでしょう。

そのため、ご自身の年収に見合った希望借入れ金額で申し込みましょう。

ここまでで、キャッシング審査に落ちる理由をいくつか紹介してきました。

今審査に落ちて悩んでいる方は、自身がこれらの原因に当てはまっていないかどうか、今一度よく確かめて見てはいかかでしょうか。

キャッシング審査を通りやすくするための対処法

それでは、「原因がわかっても、どう対処したらいいんだ…」という方のために、キャッシング審査を通りやすくするための対処法をお伝えします。

  • 審査の甘い貸金業者に申込んでみる
  • 信用情報の記録がなくなるのを待つ
  • 他社借入れを減らし、同時期に複数の申込をしない

ぜひ参考にして見てください。

審査の甘い貸金業者に申込んでみる

これまで審査に落ちる大まかな原因についてお知らせしてきましたが、結局のところ、貸金業者各社の細かい基準は知ることはできません。

なので、そもそも審査の甘い貸金業者に申込めば、「今すぐお金が必要」といったような緊急事態にも対処することができるでしょう。

具体的には、CMで流れているような大手貸金業者ではなく、あまり名の知られていない中小貸金業者が、審査は比較的ゆるいようですので、今すぐお金が必要な方は試してみる価値はあるでしょう。

ただし、中小業者の中には、いわゆる「闇金」の存在もあるため、利用する前に、くれぐれもご注意ください。

信用情報の記録がなくなるのを待つ

先ほど申し上げた通り、キャッシング審査で落ちる人の多くは「信用情報に問題を抱えている」、「金融事故が過去にあった」という方です。

金融事故の情報は、審査の上でとても不利になってしまいます。

しかし、この記録は、5年経てば消えてしまうという特徴があります。

そこで、長期的な視点でみることができるなら、金融事故が発生してから5年経った後にキャッシング審査を申込んでみるのはベストでしょう。

他社借入れを減らし、同時期に複数の申込をしない

他社借入れ状況は特に重要視される情報の一つです。

他の属性や信用情報が有利であったとしても、他社借入れが多いというだけで落とされることもありますなので、申込の際は一社でも多くの他社借入れを減らすということが必要になってきます

そのため、もし複数社の借金を抱えているなら、まず一社にまとめて(借り換えローンなどで)から、新たにキャッシングを申し込んだほうがよいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。

「どうしてもキャッシング審査に通らなくて…」ということには、ちゃんと原因があるはずです。

キャッシングの審査に通らない方は、まず落ち着いてご自身の属性をもう一度確かめていかがでしょうか。

要するに、むやみに複数社を同時に申し込んで、審査に運を賭けるよりも、ご自身の属性や金融状況を改善してから計画的にキャッシングを申し込んだほうがよいでしょう。

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