キャッシングするときの銀行系?信販系?違いとは

突然の事故や病気などが起きた方にとって助かるのがキャッシングですね。

しかし、キャッシングをするとなると消費者金融系、銀行系、信販系と種類があって初めての方であればどれを選べばいいのか迷ってしまいます。

今回はそんな人のために消費者金融系、銀行系、信販系の違いと特徴を比較してどれを選べばいいのか、あなたにおすすめの会社を見つけてキャッシングしましょう。

銀行系消費者金融系信販系の違いとは

消費者金融系キャッシングは個人向けのキャッシングをしているのが特徴です。

よくテレビCMで見かけるアコムやプロミスも消費者金融系になります。お金が足りなくなったときに個人で行く金融機関です。

消費者金融

消費者金融系のキャッシングの最大のメリットはキャッシングまでのスピードです。

ほとんどの消費者金融系は最短即日で審査とキャッシングまで行われます。

銀行系と信販系の2つは消費者金融系ほど早い融資はできません。また、初回融資実行まで短いため初めての方でもすぐにキャッシングできます。

その反面、気軽にキャッシングできるので思わず予定以上の金額を借りて生活が苦しくなる危険性もはらんでいます。

即時キャッシングできますが借りるときは安易に借りずに計画的にプランを練っておきましょう。

消費者金融系の申し込みはウェブ、電話、無人契約機、店頭窓口など様々な手段が用意されています。

そのなかから自分にとって都合の良い方法で契約することができます。

例えば、店頭窓口や電話であれば営業時間が決まっていますが、ウェブであればいつでも申し込みはできるうえに無人契約機では夜中にも申し込みができるので急にお金が欲しいのであれば非常に助かります。

パソコンが家族共有である方は電話でキャッシングの申し込みをすることや、店頭に足を運ぶのが面倒に思う人はウェブで契約することができるので銀行や信販系にはない柔軟性です。

一方で消費者金融系のデメリットは高い金利です。

現在では法律が改正されて昔と比べて金利は低いとはいえ銀行系と比較すると高いと言わざるをえません。

ただ、金利が高いとはいえ無利息期間というサービスが設けられているカードローン会社は多いです。

30日以内であれば金利が18%であったのが0%に引き下げられることや、初回限定であれば金利が0%という条件付きですが、短期で返すことができれば問題ありません。

無利息サービスを使うことで金利が低い銀行よりもよりお得にキャッシングすることもできたりします。

銀行系のキャッシングまで待ちきれない人には消費者金融系がおすすめです。

とはいえ金利が高いというデメリットがあるので、どうしても早急にお金が必要でない限り消費者金融系はあまりおすすめではありません。

大手消費者金融と中小消費者金融

大手と中小の2種類あるのはご存知でしたか?

中小はあまり触れる機会がありませんが「金利の高さ」・「融資の難易度」が2つとも違います。

大手消費者金融と比較して中小消費者金融は金利が高くなっています。

さらに審査の基準も甘くなっているので申し込みやすいのが特徴です。

審査が甘いことを利用して1社目はある程度の審査をする銀行や大手消費者金融のキャッシングを選択、2社目には中小消費者金融を選ぶ人も少なくはありません。

ただし、キャッシングするときの金利が高くサービスは大手消費者金融よりはよくありません。

どうしてもお金が必要と言う場合に使うことにしましょう。

銀行系キャッシング

銀行や信用金庫が行っているサービスが銀行系のキャッシングです。

こちらはカードローンやフリーローンとも呼ばれています。

銀行系キャッシングのメリットは低い金利と総量規制法の対象外ということです。

主に子供の学習塾や大学進学の教育資金、住宅を建てる際の資金など長期的なプランを考える人が比較的多いといえます。

銀行ごとに金利は違いますが消費者金融系は金利が14%、高くても18%まで高くなることはあります。

一方、銀行系でキャッシングする場合は低めの金利でキャッシングできます。

まとまったお金を長期返済するのであれば金利が高い消費者金融系より低金利の銀行系でキャッシングするのがおすすめです。

さらに総量規制法の対象外にもなっています。

総量規制法とは個人向けの金融機関からの融資に関する法律で、年収の3分の1以上の額を貸し付けではならないという法律です。

つまり、年収が600万円であれば200万円までしかキャッシングできません。

そのため、住宅を建てる際のローンを組むとなれば年収の3分の1以上の額が必要となるので住宅ローンのような大きな額を必要とするならば銀行系がおすすめです。

消費者金融を利用すると金利が高いうえに長期返済となるので将来的にかなりの負担になることが予想されます。

銀行系のデメリットは金利が低い代わりにキャッシングまでに時間がかかるということです。

銀行が扱うカードローンはすべて即日審査や即日融資ができなくなったので急なキャッシングには対応できません。

とはいえ、住宅ローンや子供の大学進学の資金などであれば事前に準備ができるので問題ないでしょう。

また、消費者金融系と比較して審査が厳しい特徴があります。

大手消費者金融であれば40%から60%の新規契約率を維持していますが、銀行はさらに厳しいと言われています。

大手消費者金融の場合は新規契約率を公開しているので確かな数字です。

一方、銀行でキャッシングする場合は厳しい審査を行うため、みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行などのメガバンクは大手消費者金融の希望者の半分程度しか契約をできません。

おおよそ、10人のうち2,3人が審査を通過できるほどです。ただし、新規契約率は若干変動するときがあります。特に決算期やキャンペーン時期は借りやすくなります。

特に他社からの借り入れを注意深く審査しています。

「どこから」「何件から借りている」ということを調べています。何件もの借り入れしている人に対しては1ヶ所から借りることのできない理由があると疑われて審査が通りにくくなります。

借りる前であっても短期間に複数社に申し込みをしているのであれば審査で落とされやすくなります。

申し込みの後はしばらくの間は情報が登録されます。

6か月の間は保存されているので申し込みをするのであれば6か月後にしましょう。

一方で別の申し込みであれば審査基準は違うので申し込みをしても大丈夫です。

銀行系だからクレヒス(クレジットカードヒストリー)が影響するのではないかと心配する人がいますが大丈夫です。カードローンの状況とクレジットカードは別々に記録されています。

信販系

主にクレジットカード会社が行っているキャッシングが信販系です。

クレジットカードを持っている人が契約できる個人向けのカード型ローン契約です。

既に利用をしているのであれば審査をスムーズに進めて、利用限度額が大きくなることもあります。

入会することでキャッシングの申し込みをすると初回のキャッシングのときにクレジットカードのポイントを贈呈されることや、ギフト券を受け取ることができます。

なかにはクレジットカード利用者がカードローンを契約すると金利の面で優遇されることがあるので通常よりもお得に利用することができます。

ATMさえあれば利用できるので、時間や場所を気にせずにキャッシングができるので利便性が高いです。

たとえば、コンビニ、スーパー、ATMなどのあらゆる場所でATMから現金を引き出すことができます。

もし、急な出費が必要な時にはクレジットカードさえ持っていればキャッシングすることができるので、いざという時でも安心できます。

しかし、デメリットとして金利の高さと総量規制対象外であることがネックです。

銀行系よりも金利が高く消費者金融系と同じ程度の金利が課せられています。

消費者金融のように無利息期間や初回限定無利息キャンペーンも行われていないのであまりお得じゃありません。

利用者もクレジットカードを持っている人に限られるので持っていない人は発行から受け取りまで時間がかかってしまいます。

さらに総量規制対象なので多額の借り入れをできません。

住宅や大学進学を考えているのであれば多額の資金を必要とするので信販会社でキャッシングするときは年収3分の1の規制にひっかかるのでおすすめはできません。

金利が高く消費者金融系と同程度、クレジットカードを持っていない人は利用まで時間がかかる、それでは信販系はいつ使うの?と思うでしょう。

すでにクレジットカードを所持しており、銀行も消費者金融も営業時間外であれば利用してもいいかもしれませんが、そうでなければ信販系はあまりおすすめではありません。

カードローンとキャッシング枠の違い

クレジットカード会社のキャッシング枠とカードローンの違いは適用される金額と金利が違うことです。

クレジットカードのキャッシングはあくまで付随したサービスです。

大きくても30万円から100万円程度までしか融資を受けることができません。

クレジットカードを作るときにショッピング枠とは別にキャッシング枠が利用可能です。

ただし、キャッシング枠はクレジットカード申し込みの時に利用枠で「なし」と選択すればキャッシングはできませんが、選択をすれば指定した金額をキャッシングできます。

また、ショッピング枠とキャッシング枠の制限額は同じなのでキャッシングを利用するとショッピング枠が削れてしまいます。

100万円が制限額であれば70万円をキャッシングしたときには30万円までしかキャッシングできないので大きい買い物が後からできなくなってしまいます。

メリットとデメリットをおすすめ

消費者金融を選ぶのであれば「金利」「限度額」「無利息期間」「無人契約機」をポイントとして見ていきましょう。

特に無利息サービスは上手く使えば銀行よりも低い利息で返済できます。

大手消費者金融をリストアップしました。

会社 融資限度額 金利 無人契約機 無利息サービス
アコム 800万円 3%~18% あり あり
SMBCモビット 800万円 3%~18% あり なし
プロミス 500万円 4.5%~17.8% あり あり
レイクALSA 500万円 4.5%~18% あり あり
アイフル 800万円 3%~18% あり あり

スマホアプリで借り入れすることや、カード発行せずに融資を受けることができるサービスもありすぐに借りることができて便利です。

当日借りることができるのは魅力的ですが金利は銀行系や信販系と比較すると金利が高いので気を付けましょう。

金利は消費者金融であればほとんど変わらないので選ぶポイントとしては、無利息サービスや便利性を総合的に判断して選びましょう。

すぐにキャッシングしたい

キャッシングの早さを求めるのであればSMBCモビットでしょう。

大手消費者金融のなかでもウェブの受付を積極的に採用しています。

カード無しのスマホで利用可能。さらに電話や郵送物なしで手続きが完結するので非常に効率的です。
素早くキャッシングしたいのであれなSMBCモビットを考えてみてはどうでしょう。

銀行キャッシングのおすすめ

金融機関の中で比較すると最も信頼性の高い銀行。

キャッシングするとき利用するのはカードローンです。

カードローンは低金利で総量規制法の対象外なので大きな金額を長期的に返済するときにおすすめです。

銀行のカードローンを見るポイントは金利の上限と下限、融資限度額です。

以下のテーブルに大手の銀行カードローンをリストアップしました。

会社 融資限度額 金利
住信SBIネット銀行 1220万円 0.99%~14.79%
楽天銀行 800万円 4%~14.5%
みずほ銀行 800万円 3.8%~13.8%
ソニー銀行 800万円 2.5%~13.8%
三菱UFJ銀行 800万円 1.8%~14.6%
三井住友銀行 800万円 4%~14.5%
りそな銀行 プランにより変動 プランにより変動

住宅ローンでおすすめ りそな銀行とみずほ銀行

りそな銀行は銀行系カードローンのなかでも金利の面において優れています。

りそな銀行のカードローンは住宅ローンを利用する場合、金利は年0.5%下がります。

りそな銀行の契約はプレミアムとクイックの2つにわかれます。

・りそなプレミアムカードローン
低金利で限度額が大きめの方におすすめです。
対象は申し込み受付時に満20歳以上の60歳未満の方です。
金利は3.5%~12.475%
融資限度額は800万円

・りそなクイックカードローン
早く借りたい方、アルバイトしている人や学生におすすめ。条件は安定した収入だけで勤続年数や年収の額は審査しません。
金利は9.0%~12.475%
融資限度額30万円から200万円
審査は最短即日

両者を比較すると高額を借りるのであればりそなプレミアムカードローンがおすすめです。

りそなプレミアムカードローンは800万円が限度額で借入額が大きくなればなるほど金利も低く設定されています。一方のりそなクイックカードローンは融資限度額が低く金利もプレミアムカードローンと変わりません。

ソニー銀行

ソニー銀行はネットバンクが取り扱っていることもあり、ATMネットワークが優れているのが大きな利点といえます。コンビニのATMも対象となっており便利であるうえに、手数料も低く金利が低いので魅力的です。

ただし、欠点としてキャッシングできるまでに時間がかかるという点があります。すぐにキャッシングしたい人にはあまりおすすめではありません。急いで融資が欲しいのであれば消費者金融がおすすめです。

信販会社おすすめ

信販系のキャッシング商品はあまりおすすめではありません。

クレジットカード会社が行っているサービスは以下のようになります。

会社 融資限度額 金利
オリコ 500万円 4.5%~18%
オリックスクレジット 800万円 1.7%~16.8%
三菱UFJニコス 500万円 6%~17.6%

信販会社はあまりキャッシングサービスを扱ってはおらずクレジットカードの方に力を入れているケースがほとんどなのでクレジットカードのキャッシング自体も数が少ないです。

信販系が行っているのは消費者金融と同じ程度の金利ですが、事業に使うためビジネスローンも取り扱っています。

まとめ

要望に応じたキャッシング先を慎重に選ぶ必要があるので消費者金融系、銀行系、信販系の特徴をそれぞれ理解しておく必要があります。

そのなかで自分に一番適している会社を選びましょう。

銀行であればりそな銀行やソニー銀行がお得、大手消費者金融のなかでもSMBCモビットは対応が早くキャッシングが比較的早いなどポイントを把握して自分に合ったキャッシングプランを考えてみてください。

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