キャッシングの利息節約術!金利と返済期間の関係性を理解しよう

クレジットカード

急にまとまったお金が必要になった時など、手軽に現金の借り入れができるキャッシングサービスは強い味方ですよね。
しかし、当たり前のことですが、借りたお金というのは必ず返さなければなりません。
キャッシングの返済には必ず付いて回るのが「金利」です。
キャッシングでお金を借りてみたいけれども、利息がかかってしまうのでなんだか気が引けてしまう、という方も多いようです。
実はキャッシングの利息は返済期間によって変化してきます。金利の仕組みをきちんと理解して返済ペースをコントロールできれば、よりお得にキャッシングを利用することが可能になります。
今回はキャッシングを利用する上では知っておくべきお得な知識や、金利と返済期間の関係について徹底的に解説していきます。
キャッシングサービスをしっかりと理解して、上手に活用していきましょう。

キャッシングの基礎知識!金利の仕組み


まずは基本的な金利の仕組みから理解するようにしましょう。
キャッシングでは原則として借りたお金は必ず金額と借りている期間(返済期間)に応じて利息がかかることになっています。
この利息が実際にはどのくらいの割合で加算されていくのかを決めているのが金利です。
金利は〇%/年というような形で年率表示されることが多いですが、実際には1日毎に利息が加算されてきます。
したがって借り入れをした日の翌日からすでに利息は発生しており、返済期間が長引くほど支払う利息の金額は大きくなっていきます。
ただし、ほとんどのキャッシング業者では手続き上の理由で、毎月1回の締め日を設けて1か月ごとの借入残高に応じて利息を計算するようにしています。
基本的なキャッシングの利息計算式は、「(借り入れ残高×365日)×1か月の日数」となっており、これに具体的な数字を当てはめていけば、自分でも利息が毎月どれくらいかかっているのかを計算することが可能となっています。

適正な金利?キャッシングの上限金利

キャッシングの上限金利は現在どのくらいに設定されているのでしょうか。
現在、キャッシングのような個人向け貸付サービスの金利は利息無制限法という法律の中で、「10万円未満の借り入れで上限金利は20%」・「10万円以上100万円未満の借り入れで上限金利は18%」・「借り入れ金額100万円以上の借り入れで上限金利は15%」と定められています。
業者の規模や種類によって金利にある程度のばらつきはあるものの、この上限金利を超えての貸し付けと行うということはあり得ません。
もしもこの表に当てはまらない金利設定のキャッシングがあった場合には、「闇金融」と呼ばれる違法業者である可能性が高いです。関わることのないようにした方がいいでしょう。

返済期間と金利の違いによる利息の差

同じ金額を借り入れしても、金利条件や返済期間が変わることで支払う利息の金額は少なからず変わってきます。
返済期間が長くなればなるほど、金利は高くなるほど利息も高くなっていくように、キャッシングの金利と返済期間には密接な関係があるといえます。

返済期間の長さによってベストな借入先は変わる

金利と返済期間の違いで支払う利息の金額が多かれ少なかれ変わってくるとなると、借り入れ先選びに関しても当然考慮する必要があります。
この場合、だれに対しても一概に「金利が低いところで借りるべき」といえるわけではありません。
予定している返済期間によって、借入先を選ぶ条件はかなり異なっていきます。
年単位での長期返済を考えているのであれば、金利は無視できないほどの重要な項目になります。しかし、数か月程度の返済予定を組んでいる場合には、金利はそれほど気にせずサービス面を重視して選んでしまって問題はないでしょう。
このように返済期間の見込みに応じて適した借入先を選ぶ方法を、詳しく説明していきます。

短期間返済ならサービス重視で決める

長くても半年以内の短期返済を予定しているのであれば、金利はそれほど高額に請求されることはないでしょう。
この場合には金利条件よりも審査や融資のスピード、サービスの利便性に注目して融資先を選ぶべきです。
具体的には、金利は平均18%くらいでやや高めではあるけれども、即日融資やWEB完結契約などサービスのきめ細やかさんに定評がある消費者金融でのキャッシングがおすすめできます。
さらに短期間(1~3か月)での返済の見込みがある方にぜひおすすめなのが、無利息ローンサービスを取り扱っているキャッシング企業です。
無利息ローンサービスというのは一定の期間・金額の範囲内であれば文字通り無利息で借り入れをすることができるサービスです。
アコムやレイクなどの無利息ローンサービスを取り扱っているキャッシング業者は複数あります。すべての業者で共通していることは、決められた無利息期間を過ぎてしまうと通常の金利で利息が発生するようになります。
無利息期間の設定は業者によって多少異なります。30日(1か月)を区切りにしていることが多いです。
短期返済であれば、もともと利息が少額で済みますが、こうしたお得なサービスをうまく活用すれば、さらに利息を節約することも可能です。

じっくり返済したい方は金利に注目する

年単位の長期返済を考えている方は、やはりできるだけ低金利で借り入れすることの可能なキャッシングサービスを選択するのがお勧めになります。
長期返済の場合は上限金利の平均が14%の銀行カードローン、平均10%前後とさらに金利が低い信用金庫・労働金庫などのカードローンを検討してみてください。
しかし、金利の低い業者ほど利用条件が厳しく設定されていたり、審査や融資手続きに時間がかかったりしてしまう可能性は高いです。
いくら金利が低いからといって、利用条件が合わなかったり、借りたいタイミングで借り入れすることが難しかったりするようでは本末転倒です。金利を重視することは大切ですが、利用条件・サービス内容のバランスもしっかりと考えて借入先を選択するようにしましょう。
また、無理なく返済していきたいと考えて長期返済を予定している方は、毎月の返済額をしっかりと把握しておくことも重要です。
自分の想定している返済金額が実際の最低返済額に見合っているかしっかりと確認しましょう。

キャッシング返済の注意点


返済期間が短い方ほど利息の節約になることは間違いありません。
しかし、返済に対する考え方や適したペースは人それぞれです。誰もが絶対に何か月以内で返済するべきというような問題では決してありません。
キャッシング返済をするうえで気を付けておいた方がいいのが「無理なく、無駄なく、生活に影響のない範囲で最速の返済を心掛ける」ということです。
早く完済してしまいたいあまりに無理にお金を捻出し、返済期間を短縮しても、今度は生活費が足りなくなってきたり、想定外の出費が必要になったときに困ったりすることになります。
それでまたキャッシングでお金を借りなければいけない状況になっては本末転倒です。
逆に金銭的に十分な余裕があるのにも関わらず、最低限の返済額で通常通りに返済をしているだけでは、返済期間が必要以上に長引き、無駄な利息を支払うことになってしまいます。
この場合は繰り上げ返済や一括返済など通常の返済以外に余分に返済をするようにして、無理のない範囲で返済期間を短縮していくことをおすすめします。

ATM利用手数料無料がおすすめ

返済期間を無理なく無駄なく上手に短縮していくためにはお金に余裕があるタイミングを逃さずに繰り返し返済をしていくことが大切です。
そこで借入先選びの時に注目してほしいのが、ATM利用手数料無料のキャッシングサービスです。
ATMで返済するたびに利用手数料がかかると、たとえ数百円程度で会っても躊躇してしまいますよね。
せっかく繰り上げて返済することができるのに、結局ATM手数料という出費がでてしまっては効果半減です。
ATM利用手数料無料のキャッシングであれば、無駄な出費なく好きなタイミングで繰り上げ返済することができるので、より返済期間を短縮しやすくなるでしょう。

無利息サービスとは?

ここからは無利息サービスについて詳しく解説していきます。
無利息サービスとはその名の通り、一定期間利息がゼロになるサービスのことです。
例えば「初回借り入れ日から30日間無利息」といったサービス内容なら30日間は利息ゼロでお金を借りることができます。
無利息期間中に返済を終わらせることができれば、元金のみの返済で済むのです。

無利息サービスがある大手企業一覧


大手消費者金融や銀行の中で無利息サービスを提供している業者を紹介します。

  • アコム
  • プロミス
  • アイフル
  • ノーローン
  • レイクALSA
  • ジャパンネット銀行キャッシング

初回のみ30日間無利息のところがほとんどですが、レイクALSAは2種類のサービスから好きなほうを選ぶことができます。

  • 契約日の翌日から30日間無利息(借り入れ全額)
  • 契約日の翌日から180日間無利息(上限5万円まで)

ノーローンも少し変わっています。ノーローンの場合、無利息期間はわずか7日間ですが、完済すれば何度でも利用可能なのです。
また無利息サービスの適用期間はローンによって2種類に分かれます。
レイクALSA・アコム・アイフルは契約日の翌日から、ジャパンネット銀行とプロミス、ノーローンは借入日の翌日から適用されます。
また、ローンによっては無利息期間の適用条件が設けられているケースもあります。
例えばレイクALSAの場合だと、利用限度額が200万円以下に設定された方でないと「180日間無利息」を利用することはできません。
このように適用条件を通過しないと無利息サービスは利用できないので注意が必要です。

無利息サービスをハシゴすることはできるのか?

迷う
借り入れをしようか考えている人の中には「無利息サービスをハシゴして利用すれば長期金利がゼロになるのでは?」と考える人もいるかもしれません。
無利息サービスのハシゴに関して、例えば下記の手順で利用すれば最大120日間無利息でお金を借り入れることが可能です。

  1. レイクで契約して即日借り入れる
  2. 30日経過する前にプロミスで契約し、即日借り入れてレイクの分を完済
  3. 30日経過する前にアコムで契約し、即日借り入れてプロミスの分完済
  4. 30日経過する前にジャパネット銀行で契約し、即日借り入れる

というのも、ローンやクレジットカードを利用した記録はすべて、信用情報機関に「信用情報」として残ってしまうからです。
そしてこの「信用情報」はローンやクレジットカードの審査の際に必ずチェックされます。
これは過去の信用情報履歴から現在・過去のローンやクレジットカードの利用状況を確認し、審査の材料とするのです。
仮に「短期間のうちに何度も契約・借り入れをした記録」が残っていると審査に悪い影響を及ぼす可能性があります。
審査基準は各社それぞれなので一概には言えませんが、無利息サービスなどを繰り返してハシゴしていると、今後の審査に悪影響が出てしまう可能性があることは覚えておきましょう。

無利息サービスをハシゴするときの具体的なリスク

実際に無利息サービスを連即使用すると以下のようなリスクが考えられます。

審査に通らない可能性が上がる

キャッシングの審査基準は業者によって異なるため、「プロミスとは契約できたけど、レイクの審査には落ちる」ということも実際にはあり得るのです。
また、「総量規制」の影響で契約できないというケースも考えられます。
「総量規制」とは賃金業者は個人の年収の3分の1を超えた金額を貸し付けることができないというルールです。
賃金業者にはアコム・プロミス・アイフルなどの消費者金融も含まれます。
無利息サービスをハシゴして連続使用する場合には、一時的に倍の金額を借り入れることになるので総量規制に引っかかってしまう可能性が出てきてしまいます。

即日融資が受けられない可能性が出てくる

今回紹介した消費者金融ではいずれも即日融資に対応しています。
しかし、「最短即日融資可能」なので申し込み日時や審査の込み具合によっては融資が遅れてしまい、翌日以降になってしまう可能性も考えられます。
もし、2社目以降の融資が予定より遅れ、無利息期間を過ぎてしまった場合には利息が発生してしまいます。
1円も利息を払いたくないと考えるなら、無利息期間の最終日に次の業者に申し込むのではなく、1~2日ほど余裕をもって準備するようにしましょう。

途中で利用限度額が下がってしまう可能性がある

利用者ごとの借り入れ上限は審査によって異なってきます。
前述のとおり、審査基準は各社異なるので利用限度額が希望額に届かない場合があります。
少額ならまだしも、金額が大きい場合には注意が必要です。

おわりに

急ぎでお金が必要な時はついつい「借入すること」にしか目を向けることができなくなります。
しかし、キャッシングサービスにおいて最も重要なことは「返済すること」です。
返済に重点をおいて借入先を選び、返済の仕方も工夫していくことでキャッシングをもっと上手に活用することができるようになります。
ぜひ今回紹介した金利や返済期間の関係性を意識して、自分にぴったりのキャッシングサービスを見つけましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする