消費者金融の金利の相場は?利息を抑えるためのポイント解説

消費者金融の金利は、近年の法規制により比較的安くなりました。
安くなったとはいえ、金利や利息に関して漠然とした不安を持っている方は多いです。
では実際に消費者金融の利息の仕組みはどのようになっているのでしょうか?
この記事では消費者金融でお金を上手に借りるために、利息の仕組みや借り入れのポイントなどを解説していきます。

知っておくべき利息や金利の基本

初めに利息や金利という言葉の意味について詳しく見ていきましょう。
金利とは「返済時に余分に支払う金額の割合」を指します。利息とは「借りたお金に対して払う金利分の金額」を指します。
これらの言葉の意味は理解しやすいですが、消費者金融の実際の公式サイトなどでは「実質年率」という表現がされている場合が多いです。
なぜこのような紛らわしい言葉を使うのかというと、消費者金融では金利を表記する際に「実質年率」という但し書きをすることが法律によって義務づけられているからです。
では実質年率とは具体的にどういう意味なのでしょうか?

実質年率の意味

「実質年率」は消費者金融によっては「貸付利率」や「実質年利」などと表記されている場合があります。
いずれの場合も利息の割合に関して説明する言葉ですが、「金利」とは少しだけ意味合いが異なります。
金利も実質年率も利息を計算するときに必要な割合(%)を指していますが、実質年率には「手数料」「保証料」が含まれています。これが金利と実質年率の違いです。
したがって金利としか表記されていない場合、プラスで手数料や保証料がとられる可能性があるので注意が必要です。
現在、消費者を保護するために法律で金利は「実質年率」で表記することが定められています。示されている金利が実質金利か確かめることができない場合、悪徳業者や闇金である可能性があります。
トラブルの原因になりますので、そのような業者からは絶対にお金を借りないようにしましょう。

金利を決めている法律とは?

借りたお金に対して発生する「金利」ですがどのように決められているのでしょうか?
実は消費者金融の金利は「利息制限法」という法律で定められており、ほとんどの消費者金融の金利はこの法律通りに決められています。
利息制限法においての金利は「10万円未満の借り入れの場合は20%」「10万~100万円未満の借り入れの場合は18%」「100万円を超える借り入れの場合は15%」となっています。
これらの金利以上の設定をして契約を交わした場合、その超過分の支払いは無効化されますので安心してください。

消費者金融の金利の相場は?

消費者金融の金利の相場は「3.0%~18.0%」というのが一般的となっています。
利息制限法に沿って金利の最大値を18.0%に設定している消費者金融が多いです。
また利息制限法によって、返済日に遅れた場合の遅延損害金の金利に関しては「20.0%」が定められています。

利息の計算方法は?

利息を求めるための計算方法には金利の値を知ることが必要不可欠です。
実際の利息の計算式は「元金×金利÷365日×借り入れ日数」となります。
元金とは借りている金額のことです。また、うるう年の場合は365日が366日となります。
では実際の数字を当てはめて一緒に計算してみましょう。金利18.0%で20万円借り入れ、10日後に完済したとすると利息はいくら分になるでしょうか?
上記の式に当てはめてみると「20×0.18÷365×10日」となり、これを計算すると986円になります。
このように利息は計算して求めることができます。

消費者金融のシミュレーション機能とは?

消費者金融の公式サイトなどを見てみると、自動で利息を返済期間などに応じて計算してくれる返済シミュレーション機能というサービスが公開されています。
このようなサービスを活用することで計算が面倒くさいという方もすぐに利息の計算の値を知ることができます。
こうしたサービスをぜひ活用して、借り入れをするかどうかの判断材料とすると良いでしょう。

利息をなるべく抑えるための秘訣

利息分の支払い金額はなるべく少なく済ませたいですよね。利息をできるだけ少なく抑えるにはどのようにすればいいのでしょうか?
ここからは利息を抑えるためのポイントをいくつか紹介します。

金利の安い消費者金融を選んで借りる

金利が安いということはそれだけ利息を少なく抑えられるということです。当たり前ですが、その分だけ余分な利息を払うことがなくお得になります。
基本的に最初の借り入れの際は最大金利分が適用されることが多いです。そのため、最大金利が安い消費者金融を選択して借りるのがおすすめです。
消費者金融によってそこまで差があるということはありませんが、長期間に渡って高額な借り入れをしようと考えている場合はわずかな金利の差でも大きく影響してくるので慎重に決めることをおすすめします。

繰り上げ決済をおこなう

返済日よりも前に返済をすることを「繰り上げ決済」といいます。繰り上げ決済で返済した金額分は、全額元金の返済に充てられます。
ボーナスが入ったタイミングや日々の生活費のバランスを考慮しながら、できる限り早い返済を心がけることで利息を少なく抑えることに繋がります。

毎月の返済額を多めに設定する

毎月の返済額は自分の収入状況によって選択することができます。
この毎月の返済額を少しでも多く設定しておくことで、返済期間も短くなるので利息分を少なくすることができます。
無理のない範囲で毎月の返済額はできるだけ多めに設定しておきましょう。

無利息期間を有効に活用する

「無利息期間」とは予め決められた期間内に全額返済をすることができれば、無利息で借り入れをすることができるサービスです。
無利息期間サービスは多くの大手消費者金融会社で実施されています。このサービスをうまく利用することができれば無駄な利息を支払うことなく済みます。
しかし、無利息期間が与えられるのは初回利用者限定な場合がほとんどです。以前に同じ消費者金融から借り入れをおこなっていた場合には利用することができません。
また無利息期間は30日間というのが一般的ですが、この開始日に関しても会社によっては「契約日」か「借入日」かで異なる場合がありますので注意しましょう。

利息にこだわる人におすすめ消費者金融

ここからは利息や金利にこだわる方に向けておすすめできる消費者金融をいくつか紹介していきます。

プロミス

「プロミス」は三井住友銀行グループが運営する消費者金融です。最大金利が大手消費者金融の基準よりも0.2%低く設定されているのが特徴的です。
プロミスでは30日無利息期間が用意されているため、短期間で返済できるのであれば利息を0円に抑えて融資を受けることが可能です。
さらに、ポイントサービスがあり無利息期間にもこのポイントを貯めることができます。再度キャッシングをしたいと思った時にお得に利用することができます。

SMBCモビット

「SMBCモビット」は一番安い金利で融資を受けることができれば「3.0%」で融資を受けることができます。
融資金額が50万円程度以下だと適用される金利は他の消費者金融とそれほど変わりませんが、サービス内容的にSMBCモビットには利便性が良いというメリットもあります。契約方法やサービス内容にこだわりたい方におすすめの消費者金融です。

J.Score

「J.Score」はソフトバンクとみずほ銀行が共同で創説した消費者金融です。
AIでスコア審査をおこない融資限度額と金利を決める仕組みになっており、今までにないタイプのサービスです。
J.Scoreの一番の魅力は何といっても最大金利が「12%」という低い設定がされている点です。この金利は他のどの消費者金融と比べても格安です。
消費者金融業界のパワーバランスを壊したといっても過言でない人気急上昇中のローンです。
さらに最短30分で振り込み対応可能なので急ぎで借り入れが必要な方にもぴったりな消費者金融です。

アイフル

「アイフル」の魅力は何といっても審査から融資できるまでのスピードの早さです。
最短30分で審査が完了し、融資に関しては最短1時間で実際に受けることができます。
インターネットで24時間申し込み可能なので時間に縛られることなく融資の申請ができ非常に便利です。
さらに、申請前に融資可能かどうかを確かめることができる「1秒診断」という機能も便利で人気の要因の一つです。
融資金額が50万円以下の場合には収入証明書の提出も不要なので、比較的融資を受けやすい消費者金融といえます。

レイクALSA

「レイクALSA」は借入金額に応じて無利息期間が変わってきます。
契約金額が200万円以下の場合は60日間、200万円以上の場合は30日間の無利息期間が設定されています。また、5万円以下の少額借り入れの場合は無利息期間が180日間となっています。
さらに、提携ATMを利用すればATM手数料が無料となっています。銀行カードローンなどの場合は提携ATM手数料が無料になっているケースが多いですが、消費者金融でATM手数料無料というのは珍しいです。
ローソン銀行・セブン銀行・Enet等のコンビニATMは基本的に手数料が無料となっています。頻繁にコンビニのATMを利用する方にとってはうれしいサービスです。

おわりに

利息は消費者金融で融資を受ける際には必ず考慮しなければならないものです。
油断していると莫大な利息を支払うことになってしまったということにもなりかねません。できるだけ金利を抑える工夫をして賢くキャッシングをおこなうようにしましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする