銀行系、信販系、消費者金融系キャッシングを徹底解説

突如想定していなかった出費や金欠に見舞われた時、力を貸してくれるのがキャッシングです。しかし、キャッシングには大きく分けて「消費者金融系」、「銀行系」、「信販系」の計3種類に分かれます。

今回は、3種類のキャッシングにおける特徴と、メリットやデメリットを紹介してきます。この比較を参考に、自分に適した金融機関を利用しましょう。

キャッシングの種類

先ほどもお伝えした通り、キャッシングには3つの種類があります。まず、3つの種類について説明します

消費者金融系キャッシング

消費者金融系キャッシングとは、個人を対象として小口融資をメイン業務としています

最近では、テレビやCMなどで日頃から耳にしていることもあり、知名度は抜群です。

こうした状況であるために、お金が足りない時には消費者金融で借りるものと認識している人は少なくありません。

では、消費者金融でキャッシングをする最大のメリットは何なのでしょうか。

最大の強みは、融資実行までスピーディーに対応してくれる点です。

銀行系や信販系と比較すると、初回融資実行されるまでの期間が大変短く、中には即日融資を売りにしている業者もあります。

申し込み方法としてはインターネットやパソコン、電話、自動契約機や実店舗など多く存在しています。

自分に適した手段で契約することができます

とりわけ、自動契約機の場合は午後8時を過ぎても初回の申し込みができます。

中にはその場でカードが発行される会社も多いため、急遽お金が必要になった時にはぴったりです。

また、借入や返済は消費者金融のATM以外であっても、コンビニや銀行のATMを利用できるため大変便利です。

しかし、良いことだけではありません。

デメリットは金利です。

近年法改正が行われたため、一昔前に比べると10パーセントほど低い金利になっています。

それでも、銀行系や信販系に比べると少し高いです。

ただ、業者によっては無利息期間という初回限定で利息がゼロになるキャンペーンあり、一概には金利が高すぎるとは言えません。

消費者金融でお金を借りる際には、借りる金額や返済期間を考えて計画的にかつ各社を十分に比較してお得な会社から借りるようにしましょう。

銀行系キャッシング

銀行系キャッシングは、銀行や信用金庫が提供しているカードローンやフリーローンなど全般のことです

銀行系キャッシングの最大の強みは金利です

各銀行によってはバラつくのですが、平均的には14%〜17%で消費者金融に比べると金利は低いです。

少額ではなくてまとまってお金が必要な場合や返済計画が長期になる人は銀行系を選ぶことを総返済額から考えると少なくて済むためおすすめします。

また、「総量規制法の対象外」である点がもう1つの強みとなっています。

そもそも、総量規制法とは消費者金融系の金融機関の個人向けに作られた法律であり、年収の三分の一以上は貸し付けてはいけないと法律で定められているのです。

例えば、年収が300万円の場合いくらお金に困っていても消費者金融で借りられる額は最大でも100万円となります。

しかし、銀行系は先ほどもお伝えした通り総量規制法の対象外であるため、法律上は年収の三分の一以上であっても借りられることができます。

つまり、初めに銀行で100万円を借りていても法の適応外であるため消費者金融でもさらに100万円借りることができます。

もし、金額の大きなものを買うときやまとまったお金が必要な時には銀行系キャッシングでまず借り入れることをお勧めします

その反面、デメリットとして、融資が実行されるまでに時間がどうしても必要になっていきます。

2018年1月より銀行のカードローンにおいては、すべて即日審査や即日融資ができなくなりました。

また、銀行系の場合、消費者金融系キャッシングと比較すると、金利がどうしても審査が厳しくなる傾向にあります。

信販系キャッシング

信販系キャッシングとは、主にクレジットカード会社が行なっているサービスです

すでにクレジットカードをお持ちの方は、キャッシング枠を申し込んでいた場合すぐに利用することができます

また、海外で突如お金が必要になったときにも、海外キャッシングをカードによっては行え、そしてその土地の通貨で借入できるため実用的です。

また通常、利用可能金額内であれば何度でも出し入れをすることができます

しかし、デメリットとして「金利の高さ」が挙げられます。

銀行系キャッシングよりも金利が高いだけではなく、大半が消費者金融系キャッシングと同じ程度の金利設定が行われています。

さらに、消費者金融が提供している無利息期間サービスがないため、使った金額に応じてすぐに金利が発生します。

また、クレジットカードを持っていない人にとって、キャッシングのために初めからクレジットカードを作るには手続きや審査等で時間がかかってしまいます。

たしかに、中には即日発行のクレジットカードがありますが、審査をスムーズに進める上ではキャッシング枠低く設定しないと最悪の場合審査に落ちてしまいます。

また、通常は1〜2週間程度、発行までに時間がかかります。

違法行業者

多重債務者や今まで紹介してきたキャッシングの審査で通らない人のために、法外な金地でお金を貸し付ける「闇金業者」があります

間違ってもこうした業者からお金を借りないようにしましょう。

返済方法の種類

キャッシングにはさまざまな商品があり、返済方法も多く存在します

今回は、代表的な返済方式を紹介していきます。

リボ払い

キャッシングの額に関わらず、毎月の支払い金額を一定額で支払う方法がリボルビング払いです

クレジットカードで支払いを済ませた場合、ショッピングで使った金額や件数は関係なく支払い金額は一定です。

例えば、1月に12万円使って、2月に2万円、3月に1万円使ったとしても、設定金額が3万円なのであれば、毎月の支払い金額は3万円になります。

月々の支払額が安定するため、家計の計算が楽になり、管理がしやすいメリットがあります。

そのため、使いすぎても翌月の生活に影響を及ぼすことはありません。

しかし、デメリットとして、使いすぎによって元本がなかなか減らず、毎月の支払いが利息分の支払いで終わってしまい、リボの支払いがループする「リボ地獄」に陥ってしまうケースも多々あります。

こうした、デメリットを十分に理解した上でリボ払いを使うことは大変有益です。

元利均等返済方式

元利均等返済方式とは、毎月支払う金額が一定になる返済方法です

メリットとして、返済額が一定であるため返済計画が立てやすく、元金均等返済に比べると、返済を開始した当初の返済額を少なくすることができます。

しかし、デメリットとして同じ借入期間の場合には元金等返済と比べて総額返済額が高くなります。

また、借入金残高の減り方も遅くなっていまいます。

元金均等返済方式

元金均等返済方式とは、毎月支払う金額のうち、元金の額が一定になる返済方法です

メリットとして、返済額が返済を進めるにつれて少なくなります

また、元利均等返済方式と比べると元金の減少が少ないため、同じ借入期間の場合は、元利均等返済方式よりもそう返済額が少ないです。

デメリットとして、返済を始めた際の返済額が最も高く、当初の返済負担が重いです。

他にも、借入の際に重要となってくる収入も高額である必要があります。

自分にあったキャッシングを

いかがだったでしょうか。

キャッシングには3種類あるだけではなく、返済方法も多くあります

自分にあったキャッシングを十分に理解した上で始めましょう。

しかし、注意しなければなりません。

キャッシングは一種の借金です。行う際には、返済計画をしっかり立てましょう。

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